疾風丸の物欲巻物

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【2024/05/20 04:50 】 |

阪神の新監督に就任することが、
ほぼ確実らしいね。

1985年の日本一以来の阪神ファンで、
最も好きな選手が真弓明信であった疾風丸としてはうれしい限りである。

どんな選手だったのかというと、
太平洋クラブライオンズに入団、
遊撃手のレギュラーを獲得するも、
大型トレード（田淵、古沢⇔真弓、若菜、竹之内、竹田）で阪神に移籍。
若手の頃は、俊足の遊撃手だったが、
二塁手、右翼手とコンバートされると同時に飛距離が伸びて、
年間約25本のホームランが打てる史上最強の一番打者になった。
その後は、中軸を打ったり、代打の切り札となったり、
非常に多くの役割を経験した選手といえるであろう。

主要タイトルは1983年に首位打者を獲得し、
遊撃手、二塁手、右翼手で各一回づつベストナインを受賞している。

そんな真弓明信の自伝はこちらである。

疾風丸は三冊とも所持しているのだが、
引越しの時にどっかにしまってしまい手元にないので、
うろ覚えながらに紹介します。

一冊目は、遊撃手を守っている頃に出版され、
幼少時からの自伝である。

一番印象に残っているのは、
出版時のドラフトで阪神が平田勝男を指名したことについて、
まだまだレギュラーを渡す気持ちはないと闘志を燃やしていたことである。

結果的には、2年後に遊撃手のポジションは平田にゆずり、
二塁手にコンバートするが、首位打者を取って、自身の全盛期を迎えることになる。

二冊目は、チームは日本一を経験するも暗黒時代に突入した時期で、
自身も故障がちで全試合スタメン出場が厳しくなり、
引退がささやれる中、年間約90試合出場ながらも中軸として気をはいていた時期である。

最も印象に残っているのは、
規定打席に達していないにもかかわらず、
オールスターにファン投票で選出されたことについての感謝の気持ちと、
その年のオールスターの監督の元巨人の藤田監督に、
阪神の選手が真弓しかいなかったので、
もうちょっと阪神の選手をもっと呼んでくださいと軽い気持ちで言ったら、
オールスターとはいえ、真剣に勝ちに行かないとならない。
と返されたことである。かなり厳しい言葉だが、
現状では言い返すことができないとふれていた。
確かに、チームは暗黒時代で他にオールスターにでれそうなのは、
和田ぐらいしかいなかった。

一年後に亀山フィーバーが起こり、
阪神の選手が7名選出され、前年の悔しさを晴らしている。

三冊目は、引退直後に書かれている。
自身は晩年を代打の切り札として過ごし、
引退前年に代打で30打点の日本新記録を樹立している。

印象に残っているのは、
神戸大震災に遭い、
現役最後の年のキャンプを虎風荘（阪神の若手の寮）で過ごし、
若手に指導することに興味を持ったので、
将来は打撃コーチがやりたいと書いていたことである。

その後、解説者をつとめた後に、
近鉄で１軍の打撃コーチに就任し、その希望をかなえている。

…正直いってうろ覚えなので、
間違えたことを書いているかもしれません。

参考程度にしてください。

さて、この時期に監督を引き受けることは…。

ハイリスクローリターン

セリーグ優勝を逃したとはいえ、
大きく勝ち越しての2位のチームである。

どうしても、優勝を求められてしまうだろう。
しかし、チームは選手の高齢化が目立ち、
また、自慢のリリーフ陣もかなり消耗しきっている。

特に、ＪＦＫのＪとＫはかなり消耗している。
来年大丈夫かなー。

個人的には、久保田のファンなので、
無事、再生して欲しいものである。

あと、捕手陣もきついね。

矢野と野口も結構なベテランだ。
かといって、期待の若手もいないんだよね…。

本来なら、狩野や浅井が最低でも2番手になってなきゃいけないんだけどね。

来季は投手陣と捕手陣の整備が必要。

投手陣は投手の力量と適正を見極めて、
必要ならば思い切った配置転換が必要である。

アッチソンみたいに配置をかえたらかわる選手がいるんじゃないかと思う。

素人予想ではあるが、
江草と久保田を先発にしてみたらおもしろいんじゃないかなー。

捕手陣は数年先を考えた起用をして欲しい。
来年も矢野と野口のベテランコンビでは明るい未来はない。

来季は未来を見据えた戦力の整備に終わるんじゃないかな。
…というより、ここで変に目先の勝利にこだわったら、
暗黒時代突入もありえる。

球団に期待したいのは、
とりあえず3年は猶予を与えて欲しい。

そして、真弓監督はきっちり戦力整備をしてから、
1985年以来の日本一を勝ち取って欲しいものである。

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