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最近観たDVDの話です。 ミラクルは1980年冬季のレイクプラシッドオリンピックの米国のアイスホッケーチームの実話をもとにした映画である。 1980年は米ソ冷戦時代の真っ只中で、 冬季オリンピックの花形スポーツであるアイスホッケーは国家の威信をかけた戦いになるであろうとされていた。 当時のアイスホッケーの力関係は、 ソ連がオリンピック4連覇中の優勝最有力候補で、 アメリカは大学生を中心としたチームで、 お世辞にもアメリカで行なわれるとしても優勝は厳しく、 チェコスロバキアやスウェーデンやフィンランドやカナダのチームとのメダル争いに参加できるかという感じであった。 他のスポーツではうまく例えることができないが、 キン肉マンで例えるなら、 第2回超人オリンピックでアメリカ代表のペンタゴンがソ連代表のウォーズマンを破り優勝するぐらいに難しいといえるだろう。 話が大きくそれてしまったが、 映画はミネソタ大学の監督のハーブ・ブルックが、 オリンピック代表の監督を引き受けるところから始まる。 そして、大学生を中心に集めて、 代表選手を選抜しながらも、 ソ連に勝つ作戦として、 ゴールラインからブルーラインまでダッシュの練習をして、 技術では勝てなくても肉体的には走り負けないという精神論的なものであった。 なんか日本的な精神論を合理主義のアメリカが行なうとはね・・・。 ある日、格下のノルウェーと練習試合をすることになり、 集中力の欠けたプレーをして、引き分けとなる。 アメリカ代表として国家の威信をかけて戦うことになる重大さを理解していない選手に失望し、 試合終了後にゴールラインからブルーラインまでのダッシュ練習を行なう。 その練習は会場の電気を切っても終わることなく何時間も行なわれる過酷なものとなり、 選手がアメリカ代表の重大さが理解できるまでおこなわれた。 その後もハーブ・ブルックスは新たな選手を加えようとしたりして、 オリンピックに勝つために様々なことをする。 なぜ、そこまで勝とうとするのかというと、 ハーブ・ブルックスはアメリカが優勝した20年前のオリンピックのメンバーに選ばれるが最終選考で漏れてしまった過去があり、 指導者となったらアメリカ代表チームをオリンピックで優勝させたいという強い願望を持っていた。 選手達も監督の意図、またアメリカ代表という責任の重さを理解して、 チーム一丸となって力の限り優勝を目指して戦うことを誓う。 そんな中、ソ連代表はNHL選抜チーム(アメリカとカナダのプロチーム)に6-0で快勝し、 オリンピックのボイコットも考えられたが参加を表明する。 そして、オリンピックの直前にアメリカ対ソ連のエキシビジョンマッチをおこなうが、 3-10でアメリカが完敗する。 アメリカはミラクルを起こせるのだろうか? その氷上の奇跡についてはここでは触れません。 興味のある人はDVDを見てください。 最後のハーブ・ブルックスの締めの言葉が実に良かった。 その後のオリンピック(1998年の長野オリンピック以降)ではプロ選手が参加するドリームチームを結成される。 しかし、本当に夢をたくせる真のドリームチームであったのだろうか? この1980年の代表チーム以外に本当の夢を実現することができたチームはない。 (ハーブ・ブルックスは2002年のソルトレークオリンピックのアメリカ代表の監督となり、銀メダルを獲得している。) 北京オリンピックで惨敗した星野ジャパンの首脳陣ならびに選手達に聞かせたいものである。 アイスホッケーの物欲の間へ行く ランキングサイトに登録しているのでお願いします。 ↓の評価ボタンを押してランキングをチェック! PR |
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